フランスに生まれた、ピエール・エラールっちゅう名前の人物がいますけぇの。
あんなぁは1809年に、フランス革命の前にイギリスに渡り、当時のピアノにえっとの改良を加えてった人物じゃ。
ほいでそのあんなぁの発明の中でも、最高の発明じゃゆわれとるんが「レペティションレバー」の発明じゃ。
こりゃぁ、鍵盤の動作をハンマーっちゅう部分に伝えるジャックをすばやく始動位置に復帰させることにより、いままでよりも早(はよ)ぉ連続打鍵をすることがでけるようにするもんじゃ。
ほいでその後の1821年にゃぁ、これにさらに改良を加えてダブルレペティションが完成するんじゃ。
これによって、打鍵した鍵盤を完全に始動位置に復帰させることをせんでも、次の打鍵を行うことがでけるようになったんじゃ。
エラールの発明はグランドピアノのためじゃったそうじゃ。
1811年にゃぁ、ロバート・ワーナムがバックチェック、ブライドルテープを発明するんじゃ。
構造の都合でアップライトピアノにレペティション機構を採用することができんかったため、これらの機構の発明はアップライトピアノの演奏力を飛躍的に高める結果になったんじゃ。
今現在においても、この技術はアップライトピアノに採用されとるんじゃけぇの。
ほいでからに、余談じゃが、このころに生まれた有名な作曲家として、1810年生まれのショパンやシューマン、1811年生まれのリストがいますけぇの。
特にリストは、1824年にエラールのピアノを演奏したっちゅう記録も残っとるんじゃけぇの。