今現在のピアノの調律師の状況じゃが、全国で毎年、おおかた100人ほどのピアノの調律師が生まれとるんじゃけぇの。
それに対し、現在の家庭のピアノは、販売台数も減っとり、飽和状態にあるんじゃ。
調律の必要性のない電子ピアノが普及してっとることも背景に、ピアノの需要は現在下降気味じゃゆえますけぇの。
そがぁな状態の中で、楽器販売店の中にゃぁ、調律師にピアノの販売数のノルマを要求するところがあったりと、決してみやすい仕事じゃぁないのじゃ。
こう言ってしまうと、ピアノの調律師なんてならんほうがええんかのぉと感じてしまうかもしれんが、決してそう思うてほしゅうて言っとるわけじゃぁなぁで。
じゃが、こういったこともあるんじゃ。っちゅう紹介じゃ。
きょうびじゃぁ、会社を定年退職したあとや、お子様が育って自立してったあとやらに、自分の楽しみとして、趣味として、高価なピアノを買い求めて、一生懸命に練習しとるひとらがだんだんと増えてっとるんじゃ。
そのため、ピアノを大切に使っとる人に、現在お使いのピアノをよりなごぉ、よりええ状態で弾いていくために、やっぱし今後もピアノの調律師の方々の活躍は期待されますけぇの。
よう、ピアノ調律師になるためにゃぁ、絶対音感があったほうがええやら、ピアノがええがいに弾けんとようないとか思われとる方がいらっしゃいますが、決してそうじゃぁなぁで。
基本的に調律師は、2つん音の"うなり"っちゅうもんを聞いて調律をしとるんじゃけぇの。
どっちかゆぅたらこの感覚に絶対音感が邪魔になってしまうっちゅうこともあるといいますけぇの。
この"うなり"を聞くことがでけるようになるにゃぁ、とにかく訓練することが大切じゃ。
いっぺん聞き分けることがでけるようになると、体が覚えてしまうけぇ、年をとってもその感覚を忘れるこたぁないといわれますけぇの。
それに、調律師になるために必要な演奏経験はなぁ。
手の大きさがオクターブに届くほどあり、音階がスムーズに弾けりゃぁええのじゃ。